歴 史
「北須磨保育センターの歴史について」
1.北須磨保育センターは
北須磨団地(地域住民・団地自治会)が主導する施設として設置され、北須磨保育センターが行う事業を通し、地域と連携した自主福祉運動を行う事業団体です。
2.北須磨保育センター設置にいたる経過とその後の事業について
1967年(昭和42年)勤労者の住宅問題を背景に兵庫労働金庫(現 近畿労働金庫)の15周年事業として、「ろうきん」と兵庫県労働者住宅生活協同組合「住宅生協」が連携して、自主福祉運動の実践の場として建設したのが「北須磨団地」です。
労働者による自主的な地域社会の建設を目指し、11月30日に第一次200戸を分譲して以降、昭和50年5月までの8年間で、2,100戸(現在、世帯数2,679世帯、6,000名)の団地が完成した。
1968年8月11日(昭和43年)、「友愛と信義」を旗印に住民による北須磨団地自治会が結成され現在に至っている。当時は、住民が増える毎に子どもの保育、教育施設の建設の論議がなされ、そこで開発者である住宅生協と労働金庫による画期的な発想と守屋光雄・ます夫妻による新しい幼保一元(保育)構想が盛り込まれた生活協同組合立による北須磨保育センターが1969年4月(昭和44年)に設立され、幼保一元保育を目指す施設として運営が始まった。
1975年5月(昭和50年)に北須磨団地が完成すると団地内の幼児が急速に増加、そのため幼児を収容する保育室が不足することとなり、1973年(昭和 48年)に友が丘9丁目に北須磨第2幼稚園の建設を行い、1998年(平成10年)までの25年間に渡り2ヶ所の幼稚園を運営(昭和50年の427人をピークに350人前後の園児が在籍)を行っていた。
1978年(昭和53年)、国(文部省・厚生省)の方針並びに兵庫県、神戸市より生協法人立の幼稚園は学校法人に、保育園は社会福祉法人に移行するよう指導がなされ同年11月に学校法人北須磨保育センター(北須磨幼稚園・北須磨第2幼稚園)、翌1979年3月に社会福祉法人北須磨保育センター(北須磨保育園)に移行し、地域、父母、職員、労金、住宅生協の代表による理事会が構成され、地域住民を主体とする施設運営を行っている。
この後、年数が経過すると共に団地内における人口構成は幼児の減少、高齢者の増加が顕著になり「高齢者団地」と呼ばれる様になった。
そこで、少子・高齢化に対応するまちづくりの一環として北須磨団 地自治会で構成する「まちづくり委員会」の提言、意見を受けて、社会福祉法人北須磨保育センターを事業主体する福祉施設として 特別養護老人ホーム「友が丘YUAI」の建設を進め、1997年3月(平成9年)に開設、同年4月には、入所式の知的障害者更生施設「こんにちは友が丘」を開設した。
1998年(平成10年)、老朽化した園舎(阪神・淡路大震災の影響もあり)の改築時には、兵庫県並びに神戸市担当課の協力を得て幼稚園と保育園 の同時改修を行い、1999年(平成11年)3月現在の園舎が竣工した。特に、北須磨保育園では乳児保育(0歳より1歳)の実施と、市内10ケ所 の内2番目として「須磨区地域子育て支援センター事業」の予算化を していただき、市立保育所、私立保育園と連携した在宅家庭の子育て支援事業を行っている。一方、北須磨幼稚園では自力通園の限界から、徐々に園児が減少して いったため、2003年4月(平成15年)から園バスを導入し、経営基盤の 建て直しに努めた結果、周辺地域からの園児数が増加し全体の70%を 占めている。
2000年1月(平成12年)、地域の高齢率が30%を突破したためホームヘルパー2級養成事業を実施し、既に427名のヘルパーを輩出し地域の要望に応えていった。
2001年4月(平成13年)に神戸市の地域密着化まちづくりの一環として児童館運営を民間に委託する方向となり、神戸市立北須磨児童館の運営委託を受け、子育て支援と学童保育事業を行っている。(平成18年4月より指定管理者に認定)
この北須磨団地では、北須磨保育センターが行う社会福祉事業を通し、地域には乳幼児、学童から老人や障害者が共に生活する協力、協同の生協精神を根底にした住民と自治会が行う自主福祉の「まち友が丘」が形成されている。
2003年5月(平成15年)、法人移行後就任されていた石田一一理事長が退任し、羽根田一清理事長を迎えた。
2005年4月(平成17年)には、地域の高齢化率は34.97%に達し、地域における高齢者の支援をより充実させるため、ミニコープ 跡地を社会福祉法人で購入し、在宅介護支援センター「はればれエリア」をカバーする小規模多機能型居宅介護支援事業(通所・訪問・宿泊)と デイサービス事業、訪問介護事業に加え障害者の通所施設「分場すこやか」を併設した「きたすま在宅支援福祉センター すこやか友が丘」を 2007年5月1日(平成18年)に開所した。
ここには、地域住民同士が助け合って、住み慣れた地域でいつまでも 安心して生活できるボランティアネットワーク「おたがいさまねっと」 を立ち上げ、自主福祉と共生ケアを目指す町づくりに地域自治会と連帯した取り組みを行なっている。
2008年4月(平成20年)に地域包括支援センター「きたすまあんしん すこやかセンター」を神戸市より受託し、友が丘周辺(圏域№4)にお住まいの高齢者が抱えるあらゆる相談に応えられる事業を開始した。
※2008年6月1日現在の友が丘地区の人口構成(参考資料)